
今期は2つのドラマを楽しみに見ています。
1本は「ありふれた奇跡」山田太一さんの最後になるだろうドラマ。
1話目は、どうかなあ・・・と思ったんだけど、でも「駅で自殺しようとした人を偶然助けた」という部分がキーになっていて、そういう、ちょっとした人の親切みたいな部分と、実は自分も死のうと思ったことがあるという2人と、そこらへんが軸になっていて、でも重いだけじゃなくて、くすっと笑える部分もあって、男3代の家族の様子や、おしゃまなおばあさま(八千草薫)や、娘に干渉しすぎるのを抑えるために人形作りに手を出し、今では展覧会も開けるほどになった母とか、現代の日本の家族像を、凄くリアルに描いているところも、すごく良いんですよ~。
で、加瀬亮君のキャラが(色々と混ざった性格で、ごく普通にいそうな男の子)すんごい良いです!
仲間さんと加瀬君の、お互いに恋愛や生きることに臆病になっているものの、前に踏み出そうとしてでも踏みとどまってる感じとか、セリフとか、間とか、見ていてとても面白いです。
私の勝手な想像ですが、山田太一さんは、加瀬君を最初から、是非使いたかったんじゃないかな? 2年ほど前に山田太一さんが脚本のフジテレビの単発2時間ドラマだった、「星ひとつの夜」っていう渡辺謙さんと玉木宏さんのドラマと、それより1年ほど前の映画で、加瀬君が主演した「それでもボクはやってない」は2つとも、免罪を扱った内容だったんです。私的には、「それでもボクはやってない」は辛い気持ちで終わった映画だったけど、「星ひとつの夜」は後味が凄く良かったんですね。
もしかして、山田太一さんは、「それでもボク~」を見て、色々思うところもあって、かつ、加瀬亮君を気に入って、今度是非この人で作品を作ってみたい~って思ってたりして・・・と、勝手な推測をしてしまいました。
ほんのちょっとだけ「ありふれた奇跡」の加瀬君が、「男たちの旅路」の時の水谷豊ぽさを感じる部分も
男たちの旅路「シルバーシート」こちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、もう一つ楽しみに見てるドラマが「銭ゲバ」
1話からして、すんごい吸引力!!
風太郎を演じた男の子が上手い!この子、いつかどこかで見たよな、何だっけ?と調べたら、映画「博士の愛した数式」のルート役の子だったんだね!
もちろん、大人になってからの松山ケンイチ君は、安心して見ていられる演技。すごく合ってる。ニヤリと、たくらみ笑みがピッタリ。
私がうわ~っ!と思ったのは、思い切りベタだけど、顔にアザのある少女に近づくために、500万円だかする高級時計を海に捨てる~~の経緯でした。うはははは!
この「銭ゲバ」ちょっと韓国ドラマちっくな雰囲気もあるけど、やっぱりこういうお話は私は大好き!昭和のにおいがぷんぷん。後から知った事には、これって1970年の漫画だったんですってね。
ただし、旦那や娘からはブーイング。暗い!暗すぎる!!と。
漫画での風太郎は、どんなのか?っていったら、こんなメタボで不細工なオッサンなのにはびっくり!(一番上の画像がそれ)
『週刊少年サンデー』(小学館)に1970年(昭和45年)13号から1971年(昭和46年)6号まで連載された。極度の貧困から、殺人を繰り返しながら金銭と名誉を掴む1人の青年・蒲郡風太郎の波瀾万丈ストーリー。『週刊少年サンデー』に当作が連載された際、作品の表現問題から一部の都道府県では有害図書扱いされたことがあった。(amazonより)