
3本それぞれ原作は小説、漫画、実話エッセイの映画化です。
「平場の月」
原作は随分前に読んだものの、かなり忘れた状態で映画を鑑賞。
まずは井川遥さんが、こんなにハマっているとは驚き。綺麗で柔らかいイメージの人なのに、サバサバした「太い」女性になっていました!
わざと美貌を消す為のひっつめヘア、でもリラックスタイムの髪をおろしてるシーン(寝てる時、窓から外見てる時など)の差。
見る前は主役の2人のキャスティングに違和感あったのですが、堺雅人さんも、脇の俳優さん達もみんな名演だったし、映画の雰囲気や見せ方(中学時代と現在との交互)も良かったです。
原作は世間の評判程、私は好んでいなくて、中年の恋愛部分は良かったのだけれど、大腸ガンの闘病についての部分が辛かった記憶があります。
中学時代の青砥を演じたのが「ふてほど」の坂元愛登君だったのね?!
青砥の元妻が、吉瀬美智子さんだった!おお、こんなハイクラスっぽい人と結婚していたんだ。
それと、須藤の過去の事が記憶からスッポリ抜けていて、過去に略奪愛、若い男に入れあげてお金を使い果たし・・・って、そんなに波乱万丈な人生だったんだ?!晩年は、初恋の人と再会して交際、こんなに愛されて、ある意味幸せな人生だったのではないかな。
★以下ネタバレ★
いきつけの焼き鳥屋さん、須藤といつも座っていたカウンター席に一人座り泣く、馴染のある老いた大将?がラジオから流れて来た”メイン・テーマ”のボリュームを上げる。というシーンで締めくくられていました。
ただ薬師丸ひろ子さんの曲は私は思い入れや懐かしさが無かったのが残念だったのと、2人の長いキスシーンとか・・そういうシーンは無い方が良かったな・・・。以上
平場の月(2025年)監督 土井裕泰 脚本 向井康介 原作 朝倉かすみ
出演 堺雅人 井川遥 坂元愛登 一色香澄 中村ゆり でんでん 安藤玉恵
あらすじ 妻と別れ、地元に戻って印刷会社に再就職し、慎ましく、平穏に日々を生活する青砥健将。中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子は、夫と死別し今は病院の売店で働いていて、偶然2人は再会し・・・
小説版の感想(ちょっとだけで短いです)「平場の月」朝倉かすみ
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「うみべの女の子」

この映画の存在を知らずにいたのですが、原作が漫画の浅野いにおさんで、主役が石川瑠華さん(「九条の大罪」で印象に残った)というので、見たくなりました。
挫折するかもな・・・と思いきや、意外にも集中して最後まで見てしまいましたよ。主役の2人が演技が上手かった。
やっぱり石川さんってキラっと光る女優さんだわ。それと驚いたのが「じゃああんたがつくってみろよ」の酒屋、「秒速」の青木柚さん!本作の方が先で、子役時代から一杯出演されている方だったのね!むしろ酒屋役は、彼っぽくない役だったのかも。
ストーリーも自分の人生で重なる部分は無いのに、解らないでもない処も少々あって、胸が痛みますね・・・。こういう男女の関係や気持ちの変化って年代無関係によくある事だと思うわ・・・。人の気持ちって(自分も含め)変わるんですよね・・・・。
★以下ネタバレ★
それでも高校生になった彼女は中学時代の経験後、いっぱしの女性として既に成長している様に見えましたよ。
彼の方は警察に捕まった後、どうなったんだろう。少年犯罪だからね・・・。 せっかくうみべの彼女に偶然遭遇して声かけてこれからって時だったけど、どうなったかなあ・・・。同じ学校に行きたいと言っていたけど・・・
野球部の男の子の部分が、ちょこちょこと入ってくるんですよね、この子が一般の普通の子って感じがしたわ。高校に行ってからかな、圭子と1年半も付き合ってたのね?!マネージャーで甲子園に・・・以前より野球が好きになったって言ってたな。
以上
いじめっ子の金髪の男、そもそもなんで彼が好きなのか?意味不明です。演じた倉君って俳優さんも、しょっちゅう見かけるけど、色々な役をこなせるのね。
浅野いにおさんの絵が結構好きなので、原作漫画も読んでしまいました。
ほぼ原作と同じに映像化されており、「風をあつめて」は原作からあって、漫画でも重要なポイントになっていました。
うみべの女の子(2021) 監督 脚本 ウエダアツシ
原作 浅野いにお
出演 石川瑠華 青木柚 前田旺志郎 中田青渚 倉悠貴
あらすじ 中学生の小梅(石川瑠華)は、先輩に振られたショックから、かつて自分のことを好きだと言ってくれた磯辺(青木柚)と関係を持ってしまう。
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「兄を持ち運べるサイズに」

原作の村井理子さんの実話本は3年前に読んだので、内容を知っているものの、細かい処は忘れた状態での映画鑑賞でした。オダギリジョーが兄役。
映画版は、兄を良い人っぽく見せる描き方をしていた気がしましたし、なんだかんだあっても家族愛(この監督さんの過去作品リストを見た感じからも・・)な印象もしました。
でも原作を読んだ時は、酷い兄と母に腹が立って、村井さんに同情した覚えがあります。そんな兄は捨てて良いって思ったし、私自身もこの手のお話について思う処があるので。映画で見る分には良いですが、実際にこういう人が身内にいると・・・。
原作はスピーディーというか勢いがあるのですが、映画はテンポがゆっくり。私は原作の方が勝っていると思いました。
あらすじ 理子の元に突然かかってきた警察からの電話。何年も会っていない兄が、死んだという知らせだった。発見したのは、兄と住んでいた息子の良一だという。
東北へと向かった理子は、警察署で 7 年ぶりに兄の元嫁・加奈子とその娘の満里奈と再会し、片付けをすることに。
兄を持ち運べるサイズに(2025)
監督 脚本 中野量太 原作 村井理子
出演 柴咲コウ オダギリジョー 満島ひかり 青山姫乃 味元耀大
原作の感想は以下です